【完全版】ハーモニックパターンの検知からエントリーまで徹底解説！

ハーモニックパターンとは、一言で言えば「フィボナッチ数列を応用したテクニカル手法」です。

ハーモニックパターンを味方に付ければ、「ピンポイントで押し目エントリー」できるだけでなく、「トレンド転換を察知」することも可能です。

そこで今回は、ハーモニックパターンについて徹底解説していきます。

ハーモニックパターンを説明する前に！

まずは上の画像をご覧ください。

このチャートのE点を見て、longとshortのどちらを狙うか考えてみましょう。

このチャートでは、高値切り下げ型のダブルトップを形成し、D点で押し安値のX点を割り込んでいます。

以上の判断から、shortを狙うトレーダーも多いのではないでしょうか？

ただ蓋を開けてみれば価格が青矢印の方向へ急騰し、あっという間に損切り、そんな経験はありませんでしょうか。

この現象は、ハーモニックパターンで簡単に説明がつきます。

ハーモニックパターンとは？

それでは冒頭のチャートを参考に、ハーモニックパターンについて詳しく見ていきましょう。

ハーモニックパターンとは、「複数のフィボナッチパターンが重複するエリア」を活用したテクニカル分析です。

具体的なフィボナッチパターンは以下の3つです。

XAのフィボナッチリトレースメント

実はフィボナッチリトレースメントには、100を超えた先に「127,161.8」といった数字が続いていて、こういった価格帯も一定数でlongを狙っているトレーダーはいます。

ABCのフィボナッチエクスパンション

押し目longを狙っているトレーダーの中には、押し目の目安としてABCにフィボナッチエクスパンションを当てている人も少なくないはずです。

またA点からshortしているトレーダーの中には、利確目標の目安にABCにフィボナッチエクスパンションを当てている人も多いでしょう。

XAとBCのフィボナッチエクステンション

上の2つと比較すると知名度が下がりますので、ご存知のない方もいらっしゃると思います。

フィボナッチエクステンションに着目しているトレーダーは、こうした価格帯で売買を仕掛けてきます。

代表的なハーモニックパターン4選！

ハーモニックパターンには、その形状に応じた呼称が付いています。

この章では、ハーモニックパターンの中でも超有名な4パターンをご紹介していきます。

※ハーモニックパターンの説明にあたり、細かな数字がたくさん出てきます。

バット（Bat）

ハーモニックパターンの中で最も有名な形状が「バット」です。

バットは「こうもり」に似た形状のことから、その名が付けられました。

バットは、ハーモニックパターンの中でも最有力形状ですので、それだけ多くのトレーダーが意識しており、反発の可能性も高いです。

ガートレー（Gartley）

バットの次に有名な形状が「ガートレー」です。

バタフライ（Butterfly）

冒頭画像でご紹介したチャートパターンは、この「バタフライ」です。

バタフライのD地点は、X地点を割り込んだ場所に存在します。

クラブ（Crab）

クラブはD地点がかなり深いのが特徴です。

クラブは、今まで継続したトレンドの終焉で出現するハーモニックパターンです。

チャートからハーモニックパターンの探すのは至難の業！

ハーモニックパターンの優位性や特徴はご理解いただけたと思います。

ただ実際のチャートからハーモニックパターンを検出するのは困難を極めます。

この章ではその理由を見ていきましょう。

ハーモニックパターンの検出が難しい！

まずは上の画像をご覧ください。

1分以内に見つけられた方は、かなり才能があると思います。

瞬時に見つけられた方は、天才です。

おそらくほとんどの方は、探し出すのが大変ではないでしょうか。

それだけ実際のチャートからハーモニックパターンを見つけることは難しいと言えます。

ハーモニックパターンの種類は膨大！

前章では代表的なハーモニックパターンを4つご紹介しましたが、それぞれの特徴を整理するだけでも一苦労ではないでしょうか。

ハーモニックパターンには次のようなタイプもあります。

Deep Clab
Shark
Cypher
Nen Star
5-0
Three Drives
ABCD
Reciprocal ABCD
Max Gartley
Max Bat
Max Butterfly
White Swan
Black Swan
Sea Pony
Moth
New Cypher
One2one
Kane
Garfly
Leonardo
Harold
Bethlen
Henry
David
Poruchik
Partizan
May-00
Navarro200
などなど

ハーモニックパターンを表示するおすすめインジケーター！

ハーモニックパターンの最大のネックは、その検知の難しさにあります。

「おすすめセット ハーモニックパターン＋TDシーケンシャル」を利用すると、上のチャート画像のように、ハーモニックパターンを自動で検出してくれます。

ハーモニックパターンの点灯後に、勢いよく価格が伸びていっていることが伺えますね。

またこの商品は、ハーモニックパターンと相性抜群の「TDシーケンシャル」とセット販売です。

ハーモニックパターンの自動検出ツールは、数千円のものから数十万円のものまで幅広く存在します。

その中でも「おすすめセット ハーモニックパターン＋TDシーケンシャル」は、コスパ面と実用性を兼ね備えており、自信を持って紹介できるおすすめのインジケーターですので、ぜひチェックしてくださいね。

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ハーモニックパターンを利用して勝率を上げるコツ！

ハーモニックパターンには、それ事態に強力な価格反発エネルギーを含んでいますが、残念ながら反転を100％保証する訳ではありません。

この章では、ハーモニックパターンを利用して勝率を上げるポイントをご紹介していきます。

中長期足のハーモニックパターンを参考にする！

ハーモニックパターンは、1mから月足までの各足に存在します。

ハーモニックパターンを利用する際の観測足は、最低でも1h、できれば4hや日足を参考にすることをおすすめします。

中長期足を観測足として分析することは、他のテクニカル手法にも共通するポイントです。

他のテクニカル分析と併用してエントリーする！

ハーモニックパターンは、他のテクニカル分析と併用することで、その威力が最大限に発揮されます。

ハーモニックパターンと相性の良いテクニカル分析には、以下のものがあります。

これらの手法を組み合わせることで、より勝率の高いトレードをすることができます。

ハーモニックパターンを制覇して勝ち組になろう！

ハーモニックパターンの特徴や、ハーモニックパターンが相場分析に有効な理由はご確認いただけましたでしょうか。

ただ数十種類もあるハーモニックパターンを実際のチャートから探し出すのは至難の業とも言えます。

上でご紹介した「おすすめセット ハーモニックパターン＋TDシーケンシャル」はハーモニックパターンを自動検出する大変おすすめなインジケーターですので、ぜひチェックしてくださいね。