- ロールリバーサルとは?
- ロールリバーサルを用いてFXで勝つ方法!
- ロールリバーサルの使用上の注意点!
FX手法の中でも「ロールリバーサル」は、優位性の高いテクニカル手法として挙げられます。
もちろん過去チャートからロールリバーサルを発見することは簡単です。
ただリアルタイムのチャートからロールリバーサルを検知し、勝ちトレードに繋げることは難しいのではないでしょうか。
そこで今回は、ロールリバーサルを多用する筆者が、ロールリバーサルの意味からエントリー例まで徹底解説していきます。
ロールリバーサルとは?
レジサポ転換とサポレジ転換の総称として「ロールリバーサル」と呼んだりします。
またレジサポ転換と言えば、一般的に水平線に用いられることが多い印象を受けます。
ただFXの場合、レジサポ転換は次のケース全てに活用できます。
- 水平線のレジサポ転換
- トレンドラインのレジサポ転換
- 移動平均線のレジサポ転換
このため本サイトでは、レジサポ(サポレジ)転換のことを広義的に「ロールリバーサル」と表記しております。
3種類のロールリバーサルを徹底解説!
上述の通り、ロールリバーサルには3つの種類が存在します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
水平線のロールリバーサル!
水平線のロールリバーサルとは、上画像のように、水平線上でレジスタン機能とサーポート機能が入れ替わることです。
水平線を引くコツは、4hや日足の中長期足で何度も価格が反発しているポイントに引くことです。
トレンドラインのロールリバーサル!
トレンドラインのロールリバーサルとは、上画像のように、トレンドライン上でレジスタン機能とサーポート機能が入れ替わることです。
トレンドラインには、一旦ブレイクした後も、サポートやレジスタンスの機能を担うことが多々あります。
トレンドラインのロールリバーサルは、当然ながらトレンドラインのブレイクを伴うため、優位性の高いテクニカル手法です。
トレンドラインはFXにおいて大変有効なテクニカル手法です。
トレンドラインについては『FXの常勝ツール!トレンドラインの使い方を徹底解説!』で詳しくまとめていますので、併せて確認してくださいね。
移動平均線のロールリバーサル!
移動平均線(SMA)のロールリバーサルとは、上画像のように、移動平均線上でレジスタン機能とサーポート機能が入れ替わることです。
株と同様にFXにおいても、移動平均線上で価格が反発することがよくあります。
これまでサポートやレジスタンスとして機能した移動平均線は、ブレイク後にその機能が入れ替わることも多いです。
それを利用したテクニカル手法が、移動平均線のロールリバーサルです。
ロールリバーサルと相性の良い移動平均線
- 中期(70〜80SMA)
- 長期(200SMA)
ロールリバーサルを利用した実戦エントリー!
それではロールリバーサルを用いた実際のエントリーポイントを見ていきましょう。
水平線のロールリバーサル!
こちらはポンド円の4hチャートです。
現在は戻り売りを狙っている局面です。
左の紫ボックスでサポートの効いている箇所に水平線を当てて見ましょう。
その後、水平線を明確にブレイク、こうなるとロールリバーサルを待ちたいですよね。
すると価格が再度水平線まで到達し、下落を示唆するプライスアクション(エンゴルフィンバー)が出現しています。
そこで下位足の1hチャートを見ていきましょう。
1hチャートで見ると、小さな三尊を形成していることがわかります。
その後もチャートの監視を続けていくと、チャネルラインを大陰線で下抜けしました。
トレンドラインのロールリバーサル!
こちらもポンド円の4hチャートです。
チャートの左側が切れていますが、現在は上昇トレンドの調整局面で、押し目買いを狙っている状況です。
まずは上画像のように、直近の下降相場にトレンドラインを設置しましょう。
するとトレンドラインを明確にブレイクしたのち、再度トレンドラインまで価格が戻ってきました。
この辺りからロールリバーサルが完成しないか監視を続けていきます。
するとトレンドラインにサポートされるように小さなダブルボトムが形成されています。
そこで1hも確認していきましょう。
1hレベルでは下降トレンドが発生しているため、そちらにもトレンドラインを設置しましょう。
すると価格が1hの下降トレンドを明確にブレイクしていきました。
- トレンドラインのブレイクエントリーでもよし
- トレンドラインブレイクのFR61.8戻しでもよし
- トレンドラインブレイクのロールリバーサルを待ってもよし
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移動平均線のロールリバーサル!
こちらはポンド円の1hチャートです。
移動平均線(200SMA)の効きがよく分かるように、縮小して添付しています。
現在は押し目買いを狙っている局面です。
上の画像では、移動平均線に価格が近づくと反発する傾向があることが伺えますよね(紫ゾーン)。
画像右側では、移動平均線の下から上へ、勢いよくろうそく足が突き抜けました。
その後価格が移動平均線まで戻り、再度上昇を再開しているのが伺えます。
ちなみに次の画像は、直近の下落局面にトレンドラインを引いたものです。
なんと移動平均線と全く同じ箇所で、トレンドラインのロールリバーサルが発生しています。
その他、直近でダブルボトムを形成して抵抗ライン(移動平均線とトレンドライン)をぶち抜いている点もlongの根拠を支えてくれます。
ロールリバーサルを利用してエントリーするときの注意点!
ロールリバーサルは有力なFXテクニカル手法ですが、使い方を誤ると簡単に損切りになってしまいます。
そこでロールリバーサルを利用する上での注意点もご紹介します。
ロールリバーサルの確認は慎重に!
出来上がったチャートからロールリバーサルを確認することは容易ですが、現在進行形で進むチャートからロールリバーサルを捉えるのは難易度が上がります。
レジサポ転換エリアでは、大口を含めた世界中のFXトレーダーの売買が集中するため、値動きも激しくなります。
ロールリバーサルだけを根拠にエントリーしない!
残念ながらロールリバーサルだけを根拠にエントリーしていては、FXの勝率も頭打ちになってしまいます。
ロールリバーサルと相性の良いテクニカル手法
- トレンドラインブレイク
- チャートパターン
- プライスアクション
- ハーモニックパターン
ロールリバーサルを使いこなしてFXで勝利を掴もう!
いかがでしたでしょうか。
FXの世界では、ロールリバーサルを極めれば、それだけで勝てると言っても過言ではありません。
それだけロールリバーサルには優位性があり、奥深さもあります。
またFXでは、ロールリバーサル以外に複数の根拠を組み合わせることで、より勝率を高めることが可能です。
ぜひこの機会に他のテクニカル手法も確認してくださいね!
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